紀三井寺の夜桜はどんな景色?ライトアップは何時から?
和歌山で桜の名所といえば
必ずといっていいほど名前がでてくる
「紀三井寺(きみいでら)」
長い歴史があるお寺というだけでなく
境内に咲きほこる桜の木は
「春の寺」と呼べるような
桜景色が広がっていました。
そして今回は日中のお花見ではなく、
夜のライトアップされた紀三井寺へ
お花見に行ってきたので、
さっそくご紹介していきたいと思います!
紀三井寺の夜桜
770年頃、荒波を超えて唐から渡来した
「為光上人(いこうしょうにん)」
日本を旅している途中にぶらりと
この場所に泊まった夜、
「名草山」の山頂に光が見えたと
翌朝、山を登ってみたところ
そこに千手観音が感得したという話が
残されています。
その後すぐに千手観音を祀り
今の紀三井寺が始まったとされています。
この言い伝えの通りだと喜んだ
「為光上人」が
自らその場で仏像を彫ったという話ですが
思い立ってすぐ千手観音を彫って作るとか
なかなかすごい技能をもった
人物だったようですね!(゜□゜;)
今では早咲きの桜が咲く場所として
全国的に有名な場所になり、
お花見の季節になると各地から
多くの方が来られる場所です。
日中も桜の綺麗な場所ですが
夜もライトアップされて、
朝から晩まで人気の
お花見スポットですね!
楼門の夜桜
入り口の楼門がある左側に桜が咲いていて
実に絵になる景色ですが、
日中はさぞかし人が多そうな場所です!
花見に行った日は平日の夜
だったので人も少なく、
のんびり写真がとれましたが
ピーク時は写真どころでは
なさそうですね!(゜-゜;)
ライトアップの営業時間が
夜22時までとアナウンスしていたので、
さっそく楼門をくぐり境内へと進みます。
結縁坂の夜桜
門を抜けると231段の見上げるほどの
階段が「結縁坂(けちえんざか)」です。
階段の左側は崖になっていますが
右側は桜の木が立ち並び、
見ごたえのある桜をみながら
階段を登っていきます。
この階段の由来で
「文左衛門」と「おかよ」の
エピソードがあって、
入口にある楼門横の立て札に
詳細が書かれているので、
坂を登る前に見ておくと
楽しみながら登れるのでおすすめですよ!
紀三井寺三井水
紀三井寺には漢字の通り、
三つの井戸があるお寺として
寺名の由来になっている
「三井水(さんせいすい)」があります。
名水百選に選ばれている水で
この水あっての「紀三井寺」
といっても良い重要スポットですが、
周囲に桜はないので今回は
さっさと先に進みます(゜-゜)
新仏殿の夜桜
階段を登りきると右側にあるのが
高さ12m近くある千手観音を安置している
「新仏殿」ですね!
夜はライトアップされた桜と合わさり
幻想的な姿になっています。
新仏殿の屋上は展望台になっていますが
夜は閉鎖されて中には入れませんでした。
日中の桜は良い眺めで見れそうですね!
夜桜の石畳
本堂まで続く石畳の通路は
両側に桜が咲きほこり、
桜の花道になっています。
ライトアップされた桜に囲まれて
絵にかいたようなお花見ができますよ!
本堂
江戸時代には紀州徳川家の歴代藩主が
紀三井寺に訪れて、
紀州徳川家の繁栄を祈願していた
お寺でもあります。
そのため、1759年に本堂を新築し
10代藩主治宝(はるとみ)が寄進した
「多宝塔」が安置されています。
また本堂の裏手にある
「大光明殿」では国指定文化財の
「十一面観世音菩薩」
(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)
が安置されていて、
50年に一度しか開かないという
扉があるようですね!
ちなみに次回は紀三井寺が開創してから
「1250年目」にあたる「2020年」に
扉が開く予定のようです(゜-゜;)
逃したら次はないかもしれませんね!
紀三井寺の夜桜まとめ
日本の桜名所百選に選ばれている
「紀三井寺」ですが、
確かに名所と呼ばれるだけある
見応えのあるお花見スポットでした。
ライトアップ時間は
18:00~22:00ですが、
平日の夜21:30頃に到着したためか
周辺の駐車場や参拝料は無料でした。
通常は大人200円・子供100円が
参拝料金になっています。
ただし夜は「本堂」や「新仏殿」など
入れない場所もあるので、
桜以外にも紀三井寺にある
色々な建物を見たいのであれば、
日中の参拝がおすすめですよ!
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