伏見稲荷大社の夜はどんな景色?参拝時間は何時まで?
毎晩、稲荷山のほどんどが
ライトアップされ、
夜でも参拝することができる
「伏見稲荷大社」
(ふしみいなりたいしゃ)
夢に白狐(びゃっこ)が出てきたら
伏見稲荷をお参りしようといった
話がささやかれるほど、
全国的に知名度の高い神社ですね!
もちろん日中の参拝も
人気はあるのですが、
夜は毎晩ライトアップされて
24時間いつでも参道を登ることが
できるのはご存じでしたでしょうか?
今回は普段あまり見ない
伏見稲荷大社の夜の姿を
見ていきたいと思います!
もくじ
伏見稲荷大社の夜
伏見稲荷大社は昼も夜も
参拝時間というものが無く、
基本的に24時間参拝可能な
神社になっています。
しかも入り口付近の「本殿」だけではなく、
「一ノ峰(いちのみね)」など
山頂へつながる参道も
ライトアップされているため、
夜でも山頂まで登れるわけですね!
ただしライトアップされてるとはいえ
「一ノ峰」から「御劔社(長者社)」へ
繋がる参道は特に薄暗かったり、
傾斜がきつめの階段があったり
するので、
夜に参拝するときは十分に
気を付けてくださいね!(゜o゜)
ちなみに「本殿」から参道の
「四ツ辻」まで行き、ぐるっと
「一ノ峰」を周って「本殿」に戻ると
2時間ぐらいの
所要時間となっています。
スムーズに歩いて2時間ほどなので
途中で休憩をはさんだり、
夜ということで注意して歩く場合は
もう少し長めの所要時間で
考えておくと良いですよ!
伏見稲荷の夜中の景色
毎晩ライトアップされていますが、
夜に伏見稲荷へ行くおすすめの日は
年末年始と毎年7月に行われる
「本宮祭(もとみやさい)」の
時期になります。
特に「本宮祭」では、
「万灯神事(まんどうしんじ)」
という祭り事が行われるため、
本殿や稲荷山の全域に数千もの
提灯が灯されて幻想的な風景を
見ることができます。
本宮祭は2日に渡って行われ、
初日は「宵宮祭(よいみやまつり)」
という祭神を本殿に迎える神事が
18時から行われます。
この日の夜は「石灯籠」にも
火が灯されるため、
「本宮祭」当日よりも
綺麗な風景がみれますよ!
ちなみに「本宮祭」の2日間は
22時頃から消灯になるため、
深夜に参拝はできません。
伏見稲荷夜の楼門
伏見稲荷の入口となる門です。
天正17年(1589年)豊臣秀吉の
造営とされる門で、
一般的に見て神社の楼門としては
最も大きいサイズの門となっています。
またこの場所には秀吉が
母の病悩平癒を祈願したとされる
「母・大政所殿の病悩平癒祈願が
成就すれば一万石奉加する」
と記した「命乞いの願文」が
今に伝えられています。
「3年、できなければ2年、
それも無理なら30日でも延命してほしい」
と、秀吉が懇願した後に
大政所の病は無事に治ったと
言い伝えられているわけですね!
その後、大変よろこんだ秀吉は
願文の約束通りに大金を出し、
そのお金を神社の修繕や
改築に使うようにと命じたそうです。
こうして出来たのが伏見稲荷の
「楼門(ろうもん)」
というわけですね!
伏見稲荷夜の外拝殿
2014年(平成26年)1月27日に
重要文化財に指定された
「外拝殿(げはいでん)」
神楽(かぐら)や
舞踊(ぶよう)の際に、
踊りを奉納するための
舞台になります。
主に神事の際に利用されますが、
年末年始は奉納品で
埋め尽くされていますね!
伏見稲荷夜の本殿
1467年の「応仁の乱」により
一度消失した「本殿」ですが、
1499年に再興されてから
現在の姿になっています。
形状が特徴的な、
「流造(ながれづくり)」
で屋根が作られているので、
珍しい外観を見ることができますよ!
伏見稲荷夜の千本鳥居
江戸時代にはすでにあったという
「千本鳥居(せんぼんとりい)
願い事が叶いますようにと
祈願で鳥居を奉納する方が
多いようですが、
元々は願い事が叶った際に
「ありがとうございます」
という感謝の気持ちで
奉納されていました。
ちなみに「千本鳥居の道」
以外にも、奉納されている
鳥居はたくさんあり、
奥社奉拝所の先にある
参道にある鳥居の数は、
とっくに千本を超える
多さですよ!(゜o゜)
伏見稲荷夜の奥社奉拝所
有名な「千本鳥居」の道を
抜けると、一般には
「奥の院」の名で知られる
「奥社奉拝所」
(おくしゃほうはいじょ)
が見えてきます。
有名な「おもかる石」が
置かれている場所ですね!
夜は購入できませんが、
日中はここでしか買えない
白狐のお守りがあるので、
日中に伏見稲荷へ来るときは
おすすめの場所ですよ!
伏見稲荷夜のおもかる石
奥社奉拝所の右後ろ側に、
一対の石灯篭があります。
この灯篭の前で願い事を念じて
石灯篭の「空輪(頭)」を
持ち上げたときに感じる重さが、
自分が予想していたより
軽ければ願い事が叶い、
重ければ叶いにくいという
言われがある「試し石」ですね!
お参りに来たときは
是非試してみてください(゜-゜)
大体はこの辺までお参りにきて
帰っていく方が多いのですが、
ここからが伏見稲荷の本番です。
伏見稲荷夜の熊鷹社
奥社奉拝所から参道を登っていくと
「新池」と呼ばれる場所に着きます。
この池は別名で
「谺ケ池(こだまがいけ)」と
呼ばれていて、
行方知れずになった人を探す際、
池に向かって手を打ち、
こだまが返ってきた方向に
手がかりが見つかる。
と言い伝えられています。
この池に突き出た場所に
拝所を作り、熊鷹大神を
祀っている場所が、
「熊鷹社(くまたかしゃ)」
というわけですね!
人探しの力がある池ということで、
伏見稲荷のパワースポットとしても
有名な場所になります。
伏見稲荷夜の四ツ辻
熊鷹社からどんどん参道を
登っていくと「三ツ辻」が
見えてきます。
このあたりには、正月明けの
日中など観光客が多い日に、
飲み物や食べ物を提供している
お店が数店舗あります。
さらに参道を登っていくと
伏見稲荷で一番景色が良い
「四ツ辻」に到着します。
夜に行くと、京都の
「十条通(鳥羽通)」
周辺の夜景が見れる
見通しの良い展望場所に
なっていますよ!(゜o゜)
この場所にもお店があるので、
営業している日であれば、
冷たい飲み物やアイスのほか
軽食も食べることができます。
伏見稲荷夜の一ノ峰
稲荷山の頂上に鎮座する
「一ノ峰(いちのみね)」
(上社神蹟”かみやしろしんせき”)
標高233メートルの場所にある
山頂の神蹟ですね!
かつて神様が鎮座する祠が
あった場所を
「神蹟(しんせき)」
と呼び、崇められている場所です。
頂上から順番に
「一ノ峰」(上社神蹟)
「二ノ峰」(中社神蹟)
「間ノ峰」(荷田社神蹟)
「三ノ峰」(下社神蹟)
と神蹟があり、
「末広大神」
「青木大神」
「伊勢大神」
「白菊大神」
がそれぞれ崇められていますが、
この「一ノ峰」は伏見稲荷の
原点となる場所で、
今から1300年以上前に
「稲荷大明神」が
舞い降りた場所とされています。
伏見稲荷大社で一番わかりやすい
パワースポットですね!(゜o゜)
伏見稲荷大社の夜まとめ
夜の伏見稲荷大社は
日中に見れない社や夜景が見れるので、
日中にしか行ったことがない方は
特におすすめですよ!
一ノ峰まで行って本堂まで戻る時間は
2時間ぐらいを目安にして、
予定を立てるのが良いですね!
基本的に道沿いに歩けば
参道になっているため、
迷うことはないかと思いますが
変な細い野道を進むと、
全然関係のない山道もあるので、
夜に行くときは、変な道へ
進まないように注意してくださいね!