琵琶湖の竹生島は怖い場所?神の住む島に築かれた社とは?
島すべてが一枚岩の
花崗岩(かこうがん)から出来ている
「竹生島(ちくぶしま)」
琵琶湖八景の一つにも数えられ、
「竹生島の沈影」としても知られています。
船着き場に降り立ち見上げると
最初に見えるのが、
「石段」と「三重塔」です。
歩いて進み売店をこえると
拝観チケットの券売機があるので、
ここでチケットを購入した後、
入口でチケットを渡して入場です!
この琵琶湖の竹生島がなぜか怖いと言う
話があるのですが、
一体何が怖いのか見ていきたいと思います!
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琵琶湖に浮かぶ竹生島神社
竹生島には「お寺」と「神社」があります。
一つが本堂で「大弁才天」を祀っている
「宝厳寺(ほうごんじ)」
もう一つが
「市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)」
を祀っている
「都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)」
の二つです。
竹生島神社というのは
「宝厳寺」のことではなく、
「都久夫須麻神社」のことになります。
「竹生島」の語源となる
「都久夫須麻神社」は、
長い歴史をもつ神社なので
何か怖い話の一つや二つが、
出てくるかもしれませんね!
都久夫須麻神社
桃山時代に造られた古社
「都久夫須麻神社」
本殿は「伏見城」の御殿を
移築したものと言われていて、
国宝にも認定されています。
都久夫須麻神社の御祭神は
市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
宇賀福神(うがふくじん)
浅井比売命(あざいひめのみこと)
龍神(りゅうじん)
この四柱の神様を祀っています。
市杵島比売命
「いちきしまひめのみこと」
というのは、弁財天神のことで、
『慈愛』『財施』『安心』
の御利益があるとされています。
「宝厳寺」とおなじ「弁才天」を
祀っているわけですね!
宇賀福神
「うがふくじん」は、
「うがじん、うかのかみ」とも
呼ばれていて、一般的には
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
という日本神話に登場する神様です。
「ウカ」という名前には
穀物という意味があり、
穀豊穣・商売繁盛の神様として
祀られています。
京都の千本鳥居で有名な
「伏見稲荷神社」の祭神として
とても有名な神様ですね!
伏見稲荷大社については
別記事にまとめていますので
参考にしてくださいね!
琵琶湖の竹生島が怖い理由
琵琶湖の竹生島が怖いと言われるのは
『近江国風土記』という書物に書かれた
お話が原因かもしれません。
その昔、夷服岳(伊吹山)の
多々美比古命(たたみひこのみこと)と、
浅井岳(金糞岳)の
浅井比売命 (あざいひめのみこと)が
高さ比べをしたそうです。
その勝負に負けた「多多美比古命」が
怒って「浅井姫命」の首を斬ったところ、
湖に落ちた首が竹生島になったと
記述されているのです。
浅井比売命 (あざいひめのみこと)が
竹生島ができる伝説となった神様・・
ということなのですが、
湖=琵琶湖
首=竹生島
というお話なので、
これは確かに怖いですね・・
首の上を観光するとなると
怖いというよりゾッとします(≡д≡)
これが竹生島が怖いと言われる
話の元ネタだとすると、
確かに怖い!!(゜-゜;)
実際に竹生島が首だとしたら
どこに口があるのでしょうね・・
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
龍神
竹生島の龍神は水や天候を司る
神様とされています。
毎年6月14日になると
龍神を祀る「龍神祭」が行われ、
琵琶湖の水の感謝と合わせて、
稚魚(ちぎょ)を琵琶湖に戻す
御神事を行っていますよ!
竹生島八大竜王拝所
お守りなども授与されている
「竜王拝所」です。
島の端に建てられた鳥居の間に
かわらを投げる場所としても有名です。
うまくかわらが鳥居を通ると
願いが叶うといわれていますよ!
ちなみに写真の鳥居の下は
白い砂利道のように見えますが、
白いのは全部かわらなので
ものすごい数のかわらが、
投げ込まれているわけですね!
願いを絶対に叶えてやるという
人の願望も怖さの一つなのかも
しれませんね(゜-゜;)
琵琶湖の竹生島は怖い話まとめ
いや~久し振りにゾッとしました。
竹生島を観光していたときは
竹生島が「浅井姫命」の首という話を
微塵も知らなかったので、
何も考えていなかったですが、
次回行く時にはちょっと怖い気持ちが
出てきそうですね(゚△゚;)
この竹生島で働いている人たちは
日中に船で移動してきて、
営業終了になると帰って行くので
竹生島は毎日無人島になるそうです。
夜の竹生島は一体どうなっているのか・・
考えると結構怖いです(((( ;゚Д゚)))
今回は竹生島の神社について
お伝えしましたが、
神社の部分は全体の2割ほどで
その他は宝厳寺のお寺の建物です。
もともとはお寺も神社も
くっついていたようですが、
明治時代に出された
「神仏分離令」により
分けられてしまったそうです。
今では名前の上では分かれていますが、
神社の本殿がお寺の
「観音堂」とつながっていたり、
同じ「弁材天神」を祀っていたり、
分かれているようで、一つの「神寺」
といった場所になっているわけですね!
温かい季節になったら”神の住む島”を
観光してみては如何でしょうか?
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